December 30, 2024
患者の健康管理のために指導を行うのは看護師が現場でよく任される仕事の一つです。
生活の中で日常的に気をつけるべきことを伝え、それを実践しているかについて確認を取るのは通院の患者に対しても入院中の患者に対しても欠かせません。
しかし、適切な言葉を選んで丁寧な言葉遣いをして指導しているつもりでも、全く患者が言うことを聞いてくれないことも多くあります。
実践して欲しいことを実践してもらえないと治療も進まず、医師も患者も困ることになってしまうのです。
その責任を感じて苦しむ看護師もいますが、その原因が自分の健康管理にある場合も少なくないことを知っておきましょう。
患者は思っている以上に看護師の様子をよく見ていることが多く、目の下にクマがあったり肌荒れを起こしていたりするのを見て気遣ってくれることもあります。
裏を返せばそれほど観察されていて、看護師が自分の健康管理ができているのかと疑いの目で見られてしまうことも珍しくはないのです。
自分の健康管理すら適切にできていないような看護師に指導されたくないと考えてしまう患者も多く、特に子供や高齢者は敏感になりがちです。
そのため、指導がうまくいかないときには自分の健康を重視するように心がけて改善を図ることも解決策になり得ます。
その様子をみて患者からの信用が得られると、話した内容を正しく理解して実践してくれるようになることもあるからです。
患者の健康管理についての指導を効果的に行うためには、まずは自分からという意識を持つことが看護師にとって重要になるでしょう。
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